2015年一本目は、なんと年が明けてからたったの15分後の回!
そんな時間に上映されていた物珍しい作品は『真夜中の五分前』。
なんなら、大晦日の23:55に上映開始の方が面白かったかもしれない。
☆☆.。.:*・゚*:.。.☆あらすじ☆.。.:*・゚*:.。.☆☆
中国の時計店で職人として働く日本人リョウ(三浦春馬)が、
偶然出会った中国人美女ルオランに恋をする。
彼女は双子の妹ルーメイへの誕生日プレゼントを選んでほしい、とリョウに頼む。
彼女たちは、顔はそっくりだけど性格は正反対。
明るい性格でモデルや女優もしていて、婚約者もいる妹と、
実はその婚約者ティエルン(チャン・シャオチュアン)を好きな気持ちを胸の奥に隠している、おとなしい性格の姉。
リョウの優しい気持ちに触れ、次第に二人の距離が縮まってきた矢先、
ある衝撃的な出来事が起きてしまう。
そして、ある疑問がさまよい始める。
今、目の前にいるのはルオラン?それともルーメイ?
観ている私たちも一緒に翻弄されてしまう、美しいラブミステリー。
☆☆.。.:*・゚*:.。.☆filmeetsのレビュー(ネタバレあり)☆.。.:*・゚*:.。.☆☆
まず、映像が丁寧でキレイ。
そして、一人二役で双子を演じ分けたリウ・シーシーがすごいです。
ちゃんと、仕草とかに性格が出ていて、二人を混合するところはありませんでした。
終盤以外は。
超ネタバレですが、双子が事故にあって、片方だけ生き残ったけど、
リョウもティエルンもどっちかわからなくなるんです。
正直一生懸命考えても正解が見つからないので、
すっきりしたい方にはおすすめしません。
でも、観客に答えを委ねるようなプレイが好きな方には良いと思います。
huluにあがったらもう一回観ようかな・・・
さて今回、この映画で新しい知識を得ました。
「中国では、時計の贈り物は厳禁」ということ!
先日、イギリスの偉い方が台北市長に時計をプレゼントして、
プンスカさせちゃったみたいですが、
時計の発音が「終」の発音と同じであることから、
中国で時計をプレゼントする=絶交宣言、または嫌がらせ
となり、タブーな行為なんだそうです。
知らなかった~。。。
主人公のリョウもそのことを知らず、
ルオランの妹へのプレゼントに時計を選ぶんですが、
いくら日本人と言っても、
中国の時計屋さんで働いてて中国語もある程度喋れるなら、
それくらい知ってそうだけどなー、と思いましたが。
でも三浦春馬がかっこいいから許す!
ちなみに、ティエルン役のチャン・シャオチュアンもイケメンなので、
それを観る為にももう一回観たいです。
ちなみにタイトルの『真夜中の五分前』は、
リョウのモトカノが、いつも時計を五分間遅らせて
世界に追い付ける程度の五分間(?)を楽しんでいた、
みたいなエピソードから来ているそうですが、
この意味もよくわからなかったので、
次観た時に理解したいです。
最後に、劇中で流れるこの歌がすっごく良かった。
これを映画館で味わえたことが幸せ。
「Whisper of Rain /半野善弘feat.中納良恵(EGO-WRAPPIN’)」