2015年3月10日時点で今年ナンバーワン!
(まだアップしていませんが、今年で20本ちょっとは観ています。)
切なくて、ドキドキして、上映時間104分の中で色んな感情が溢れて、でも疲れるんじゃなくて逆に元気が出て、明日からまた頑張ろうと思える映画でした。
ちなみに、MAROON5のアダムの映画俳優デビュー作品。
彼の歌声を聴く為だけに映画館に行ってもOK!
あらすじ
主人公のグレタ(キーラ・ナイトレイ)とその恋人のデイヴ(アダム・レヴィーン ※MAROON5)は、共に音楽を愛し、それぞれに自ら曲も作るし歌も歌い、時には二人で共作することもある仲。
グレタはデイヴについてNYへ上京するが、すぐにデイヴの浮気により家を飛び出す。
そこを助けた学生時代の友人スティーヴ(ジェームス・コーデン)が誘い、グレタはライブステージで自作の歌を披露する。
そこに謎のホームレス風の男ダン(マーク・ラファロ)が、自分は音楽プロデューサーだと名乗り、アルバムの契約を持ち掛けて来る。
しかし、音楽プロデューサーと自称するものの、諸々の事情でデモ音源を作る費用すらないダン。
その彼が、突然名案を思い付く。
「街中で曲を録ってアルバムにしよう!」
色んな人を巻き込みながら、NYのあちこちで野外録音し、ついに一つのアルバムが完成する。
グレタ、ダン、デイヴの心の動きやストーリーも見ものだけど、なんといってもこの作品の魅力は「歌」!
メロディと歌詞のキュートな感じがくすぐったくて、そして胸にじんわりささってくる。
アダムの歌声はもちろんだけど、冒頭のグレタが歌うシーンの「アレンジなしVer.」と「ダンの脳内アレンジVer.」など、アレンジの違いもポイント。
filmeetsのレビュー(ネタバレあり)
どのシーンも愛しいけど、どうしても一番を選ぶなら、グレタとダンがイヤホンをつけて街中を歩き回るシーン。
胸のキュンキュンが止まらない!
音楽を知っている二人だからこそ感じ合っている“たまらなさ”が見えたシーン。
映画をよく観る人と話していると感じるアレに近そう。
「それそれー!そうそう!」みたいな。
今まで、映画を観る時に「このシーンはこういう音楽が流れると、印象が変わってくるだろうな」と考えたりすることがあり、
逆に考えると、「シーンと音楽を組み合わせると、とても映画的に見える」ということになり、
「日常風景を切り出して、そこに音楽を加えるだけで映画のワンシーンに見える!」ということに今更気づきました。
普段、街中は自転車移動で街の景色なんて立ち止まって見ることは少ないけど、たまにはイヤホンで音楽聞きながら、ゆっくり街を歩いて、映画の中に入った疑似体験をしてみるのも楽しそう~。
とりあえず、このイヤホンデートをやってみたい!
あと、もう一つやりたいと思ったのが「ダンスを我慢するゲーム」!
超踊りたくなるような曲を流して、その間はダンスを我慢する、というシンプルなゲーム。
この二つは、映画『(500)日のサマー』のIKEAデート並にすごくやりたい。
最後の、アダムが歌う“さまよう星たち”(lost stars)はそれ自体、歌として最高。
アダムが、グレタが作った曲がこれだけ多くの人に愛されているんだよ、って伝えたかった気持ちは本当だし、まっすぐに好きだからとった行動っていうことが伝わるから、更にぐっとくる。
自分が作ったものが賞賛されている姿を目の前にしたら、普通は嬉しいもの。
でも、もし私がグレタだったら、同じ選択をしたと思う。
そばに行きたいって強く思いながら、それでも外に出たと思う。
たとえ、よりを戻したとしても、絶対に以前と同じ関係にはなれないってわかっているから。
「お互いに好きだからそれでオッケー」は、はじまりのときだけ。
しかしながら、グレタの生き方には恐れ入りました。
・浮気に気付いてすぐに怒る
・超楽しくて、密な時間を過ごした相手にもコロッと落ちない
・元カレが浮気相手と終わったことを知っても、「じゃあ・・・」という期待すらしない
・・・こんな凛とした女性になりたい。
確かに、「欲がない方が勝つ」んだろうなと思えました。
最後に、タイトルの「はじまりのうた」(原題は「Begin Again」)。
この邦題のセンスは素晴らしいと思います。
観終わった後に感じるタイトルの深さ。
これを「さまよう星たち」とか安易なのにしてたら怒ってました。
あと、サントラは1ドルにしてくれた方が粋だったなー。
さわやかな気持ちになりたい時におすすめ。