普通の冴えないおじさんが、これまた普通の冴えないおじさんに「ねぇ、ジゴロやらない?やろうよ~」っていうおはなし。
そしてうっかり恋しちゃうおはなし。

ウディ・アレンはいつもの感じでとぼけた顔連発。
ジョン・タトゥーロは今までよく見たことなかったので、ジゴロ役でも特に違和感感じなかったです。
むしろ、しゃれおつな生け花を生けられるし、年齢不相応なボーダーシャツとか可愛いし、優しそうだし、身長高いし、スマートで普通にイイ男やん!
まぁ、ストーリー的には最初にもっとダメ男っぽさ出してたら、ギャップがあってよかったかもしれない。

というか最近、実際に身近にジゴロ業(趣味?)をやってる人の噂を聞いたので、ジゴロにイケメンさとかは必要ないということには納得済み。
自分が知らないだけで、そこらじゅうにふれあいを求める人と、それを与える人がいるんだなって思いました。

ストーリーは悪くないんだけど全体的にあまり重みがない分、キャストの演技が光っていたと思います。
シャロン・ストーンとその女性パートナーが、「よし今から!」みたいな瞬間でジゴロが萎えても、「恋したのね!おめでとう!」って言ってあげるところが素敵だったし、二人ともナイスバディー☆
かたや、バネッサ・パラディってあんなにみすぼらしかったかな?私CD持ってるけどもっと綺麗なイメージだった。変な前髪だな~って思ってたら、後からカツラだったことがわかるんだけど、あのすきっ歯はわざとじゃないんだ・・・。なんか残念。
でも、背中を触れられて思わず涙を流すシーンや恋してウキウキしているシーンはじんわり良かったし、最後は切なかったな。

その他の脇役も見逃せません。バネッサ・パラディを追い回してる警官?は、ほんとうっとうしい!!ほっといて!って言いたくなるけど、いい味は出してる。
最後の最後に出てくる元気な美女は、『サード・パーソン』でジェームズ・フランコの新しい妻役をしてたロアン・シャバノル。この人ほんときれい。これから注目の人です。
出てるって知らなかったので観てよかった。

ところどころくすくす笑えるのですが、一番笑ったのは、ジゴロをアイスに例えると「ピスタチオなの!」「え!うっそ!ピスタチオ!?きゃー!!そりゃ食べてみなきゃー♡」ってシャロンカップルが盛り上がるところです。
どんなんやねん!って思うけど、食べてみたいかも。

(映画好きの)女子会の小ネタ向き。

2014.7.19@KBC



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